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政治
2012年11月10日 1:22

政界に緊張…野田首相、年内解散も含め検討

政界に緊張…野田首相、年内解散も含め検討
(c)NNN

 野田首相が年内の衆議院解散も含めて検討していることがわかり、政界に緊張が高まっている。ただ、民主党内には解散先送り論も根強く、党内の攻防が焦点になっている。

 野党幹部によると、野田首相に近い民主党幹部から「来月16日に総選挙を行う、遅くとも24日に行う」と水面下で伝えてきたという。また、政府は、TPP(=環太平洋経済連携協定)への交渉参加表明を月内にも行うことを検討しており、閣僚の一人はTPPを争点にした解散・総選挙を野田首相に提言している。

 一方、民主党内には、山田元農水相が「今、解散したら、本当に大敗するでしょう。しかも、その争点をTPPにする、そういうことをするなら、私たちにも覚悟はあります」と述べるなど、年内解散やTPP交渉参加表明への反対論が根強く、野田首相が決断した場合には、離党者が続出する可能性がある。

 民主党幹部は9日、「TPP解散などあるわけがない」と強い不快感をあらわにしている。党内の一部には野田首相の交代論も出ており、民主党内の攻防も解散時期の判断に影響を与えることになりそうだ。

 一方、年内解散の「環境整備」を進めるため協力姿勢を取っている自民党の安倍総裁は9日、「この一両日中は、もっともっと太陽を降り注いでいくことが私たちの使命ではないのかな」と話した。自民党幹部は、年内の衆議院解散について「野田首相が腹をくくって本当に押し切れるかどうかだ」と話している。

 政局は来週、大きなヤマ場を迎えそうだ。