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政治
2013年5月4日 8:31

安倍首相、ロシア・中東歴訪の成果は?

安倍首相、ロシア・中東歴訪の成果は?
(c)NNN

 トルコを訪問していた安倍首相は、エルドアン首相との会談などを終え、帰国の途についた。今回のロシア、中東諸国訪問の成果などについて、政治部・菊池正史記者が報告する。

 今回の大きな成果は、ロシアのプーチン大統領と本格的な北方領土交渉再開で合意したことだ。ある政府筋は「プーチン大統領が首脳会談で、面積を2等分して解決した中国との領土交渉などに触れた」と語り、一時、さまざまな臆測を呼んだ。この「面積2分論」を北方領土に当てはめると、日本の領有はおよそ色丹、歯舞、国後の3島にとどまる。しかし、安倍首相は、大統領の言及の事実を否定し、引き続き4島返還を目指す考えを強調した。

 また、今回はロシアから中東にかけて多くの財界人を同行させ、自らが日本経済のトップセールスを行った。

 安倍首相「私自身が先頭に立って、農業や医療を含む広範な分野の海外展開を支援し、成長戦略につなげていきたいと思う」

 アラブ首長国連邦(=UAE)とトルコでは、原子力協定の締結を確認し、原発輸出を成長産業の柱として加速化する考えを示した。実は、このトップセールス戦略は、前回首相だった2007年に中東を訪問した時にも展開していた。成果が出る前に、急な辞任で頓挫したことを踏まえ、ある政府関係者は「外交戦略も大事だが、とにかく政権を長期化することが大事だ」と強調している。

 領土交渉だけでなく、経済外交でも成果を出すには時間がかかる。安倍首相には長期政権を実現する手腕が改めて求められることになる。