沖縄県は２３日、太平洋戦争末期に沖縄戦が終結したとされる「慰霊の日」を迎えている。安倍首相は沖縄県を訪れ、平和祈念公園で行われる全戦没者追悼式に出席する。

　追悼式には、基地問題を担当する外務・防衛の両閣僚も初めて出席する予定で、政府関係者は「沖縄に寄り添う政権の姿勢を示すものだ」と話している。

　安倍首相は平和祈念公園に到着し、沖縄・仲井真県知事らと戦没者墓苑で献花を行った。この後、正午前から始まる追悼式に出席する。追悼式には、日本維新の会・共同代表の橋下大阪市長も一般参列者として出席する予定。アメリカ軍の司令官に風俗業の活用を勧めた発言以来、初めての沖縄訪問となる。

　追悼式では、戦没者の冥福を祈って１分間の黙とうをささげる他、仲井真知事が「平和宣言」を読み上げる予定。