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安倍首相が靖国参拝「一年の歩みを報告」

2013年12月26日 13:41
安倍首相が靖国参拝「一年の歩みを報告」

 政権発足から、ちょうど1年となる26日、安倍首相が東京・九段の靖国神社を参拝した。

 安倍首相が靖国神社を参拝するのは首相就任以来、初めてのことで、現職の首相が参拝するのは、2006年の終戦記念日に当時の小泉首相が参拝して以来となる。

 日中・日韓関係が冷え込む中、安倍首相は8月の終戦記念日や春と秋の例大祭では代理を立てるなどして自らの参拝は見送ってきた。一方で、安倍首相は第一次政権で参拝を見送ったことについて「痛恨の極みだ」と話していた。

 参拝後、安倍首相は記者団に対し、次のように述べた。

 安倍首相「日本のために尊い命を犠牲にされたご英霊に対し、尊崇の念を表し、御霊(みたま)やすかれなれと手を合わせてまいりました」「政権が発足して一年。一年の安倍政権の歩みを報告し、2度と再び戦争の惨禍によって、人々が苦しむことのない時代をつくるとの誓いを、決意をお伝えするために、この日を選びました」「2度と戦争の惨禍の中で人々が苦しむことのない時代をつくっていくという決意を伝えるために参拝をしました。もとより、中国、韓国の人々の気持ちを傷つけるそんな考えは毛頭ありません」

 その上で安倍首相は、「今後も謙虚に誠意を持って説明し、中国や韓国に対して対話を求めていきたい」と話した。