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政治
2014年5月30日 6:40

北朝鮮、“拉致問題”全面調査を約束

北朝鮮、“拉致問題”全面調査を約束
(c)NNN

 安倍首相は29日、日本と北朝鮮との政府間協議で、北朝鮮が拉致被害者らの全面的な調査を行うことを約束したと明らかにした。

 安倍首相「全ての拉致被害者のご家族が、ご自身の手でお子さんたちを抱きしめる日がやってくるまで、私たちの使命は終わらない。この決意をもって取り組んできたところでありますが、全面解決へ向けて第一歩となることを期待をしています」

 政府間協議について、安倍首相は「北朝鮮が日本に対し拉致被害者や拉致の疑いのある行方不明者など、全ての日本人の包括的かつ全面的な調査を行うと約束した」と明らかにした。

 合意文書によると、北朝鮮は「従来の立場はあるものの、最終的に日本人に関する全ての問題を解決する意思を表明した」という。調査を行う特別調査委員会の立ち上げには3週間程かかるということだが、日本政府は調査が開始された時点で北朝鮮への制裁を一部解除する方針。

 菅官房長官「人的往来の規制措置、送金報告及び携帯輸出届け出の金額に関して、北朝鮮に対して講じている特別な規制措置、及び人道目的の北朝鮮籍船舶の日本への入港禁止措置を解除することとした」

 ただし菅長官によると、入港禁止を解除するのは北朝鮮への医薬品を運ぶ船などで、万景峰号は含まれていない。協議では、今後の調査で日本人の生存者が発見された場合、その状況を日本側に伝え帰国させる方向で協議し、必要な措置を講じることも確認した。