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2014年6月10日 23:43

菅長官「中国に政治的意図あれば抗議」

菅長官「中国に政治的意図あれば抗議」
(c)NNN

 歴史的な文書や資料などの保存を目的にユネスコ(=国連教育科学文化機関)が選定する「世界記憶遺産」に、中国政府がいわゆる「従軍慰安婦」と、1937年に当時の日本軍が市民などを殺害したとされる「南京事件」の資料を申請した。

 中国外務省の華春瑩報道官はいわゆる「従軍慰安婦」と「南京事件」についての資料を記憶遺産に登録するようユネスコに申請したことを10日、明らかにし、その理由について次のように述べた。

 華春瑩報道官「人類の尊厳を守り、類似の非人道的な人権侵害や反人類的な犯罪の再発を防ぐためだ」

 「従軍慰安婦」や「南京事件」をめぐっては、事実関係について日中の言い分が食い違っているが、華春瑩報道官は「歴史的な価値は申請の基準に合致する」と説明している。

 一方、中国がいわゆる「従軍慰安婦」の資料を「世界記憶遺産」に申請したことについて菅官房長官は会見で、「事実関係を確認中」とした上で、「仮に中国が政治的意図を持って申請したと判断すれば、抗議の上、取り下げるよう申し入れたい」と述べた。