×

農水相に起用…小泉進次郎氏「コメ担当大臣という思い」 過去に「農政改革進まず」批判も

2025年5月21日 18:40
農水相に起用…小泉進次郎氏「コメ担当大臣という思い」 過去に「農政改革進まず」批判も

農林水産相に小泉進次郎氏が起用されることになりました。自らを“コメ担当大臣”と称した小泉氏。かつては農林部会長として自民党の農業政策を取り仕切っていました。

    ◇

21日午後1時前、小泉進次郎氏は記者団の前に姿を見せました。

小泉進次郎氏
「いま、私がやらなければいけないことは、とにかくコメだと。コメ担当大臣だというような、そういった思いで集中して取り組んでいきたい」

江藤農水相は“コメを買ったことがない”などと発言し、辞任に追い込まれました。小泉氏はおコメを買うか問われると…

小泉進次郎氏
「いろいろなおコメを買います。うち息子も娘もまだ小さいものですから、時短であげなきゃという時はパックご飯も買います。消費者目線でコメの政策を進めてもらえる、そういうふうに思ってもらえるように政策でお返ししたいと思います」

コメに集中して取り組むと語った小泉氏。10年前には自民党の農業政策を取り仕切る農林部会長に就任し、農政改革を目指していました。

茨城の農家でおにぎりを振る舞われると…

「かわいいサイズで、気をつかっていただいたのかな。いただきます。おいしい!」

農業政策に関しては“素人”だったという小泉氏。だからこそ、現場を自分の足で歩くことから始めたといいます。

2016年にもカメラの前でおにぎりをぱくり。農林部会長就任からおよそ1年ということもあり…

「僕はすごく食べやすい。後味が甘い。農林部会長になってきたからコメの違いも少しずつわかるようになってきた」

しかし、党内では「結局改革は進まなかった」という批判的な見方もあります。

そして2019年には安倍政権で環境相として初入閣。その独特の言い回しが“進次郎構文”とやゆされることもありました。

「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思ってる」
「私のなかで30年後を考えた時に…30年後の自分は何歳かなと、あの発災直後から考えていました」

そして去年、自民党の総裁選に出馬。出馬を表明した5日後にも、新潟県のコメ農家を訪ねていました。自ら鎌を持ち、稲を収穫すると。新米で作られたおにぎりを大きな一口で食べ…

「すごくおいしい。米粒がしっかりしてます」

小泉氏は総裁選に敗れたあと、石破首相のもと自民党の選挙対策委員長に就任しました。去年10月の衆議院選挙に臨んだものの大きく議席を減らし、責任をとって辞任。党の要職から外れていました。

自らを“コメ担当大臣”と称した小泉氏は、“令和の米騒動”を終結させることはできるのでしょうか。

最終更新日:2025年5月21日 18:40