国際経済分析 消費増税“景気刺激策必要”

安倍首相らが世界経済について、有識者と意見交換する会合の最終回が19日、開かれた。講師に招かれたアメリカの大学教授は、「消費税率を引き上げる場合は景気刺激策が必要」との認識を示した。
19日の会合の講師に招かれたのは、アメリカ・カリフォルニア大学のクリスティーナ・ローマー教授夫妻。ローマー教授は、来年4月の消費税率10%への引き上げについて「短期的な景気刺激策を組み合わせることで、ネガティブな影響をある程度抑えることができる」などと述べたが、引き上げの是非については、言及しなかった。
7回にわたった会合を終えて菅官房長官は、「総じて世界経済の下方リスクを指摘する専門家が多かった」と総括した。