弾頭発見できず回収打ち切り　物体は毛布…

　３日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルの弾頭が、秋田県沖に落下したことを受け、海上自衛隊は弾頭の回収にあたっていたが、弾頭は発見できず、作業が打ち切られたことがわかった。

　政府は当初、弾頭が落下した秋田県男鹿半島の西２５０キロの海上に、ミサイルの破片とみられる物体が浮かんでいるとして、海上自衛隊の護衛艦を派遣し、回収作業を行っていた。

　しかし、実際に回収してみると、物体は毛布やビニールなどの漂流物だったということで、結局、ミサイルの破片は発見できず、回収作業は打ち切られた。

　弾頭が落下した位置の分析が間違っていたのではないかとの指摘に対し、防衛省は「落下位置は間違っていない」としている。