中韓警戒 稲田氏「議論する事で誤解払拭」

稲田新防衛相は、就任後、初めて防衛省に登庁したうえで記者会見を行い、自身の防衛相就任に中国や韓国が警戒感を示していることについて、「議論することで、私に対する誤解も払拭されていくのではないか」と述べた。
黒のスーツで登庁した稲田防衛相は、自衛隊による栄誉礼を受けたあと着任式にのぞみ、幹部ら、約600人に「全身全霊で我が国の防衛に取り組むことを誓う」などと訓示した。
その後の記者会見で、自身の防衛相就任に中国や韓国が警戒感を示していることについて次のように述べた。
稲田防衛相「いつでも私は(中国・韓国との)交流、話し合いの場を自分から設けていきたい。議論することによって、私に対する誤解もたぶん払拭されていくのではないか」
また、日中戦争などへの歴史認識を問われたのに対し、「私の個人的な見解を述べる立場にない」と繰り返すにとどめた。