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首相出席の審議日程提案も…“真っ向対立”

2017年7月18日 16:01
首相出席の審議日程提案も…“真っ向対立”

 加計学園の獣医学部開設を巡る安倍首相出席の集中審議について、自民党は民進党に対して24日に行うことを提案した。自民党側から日程の提案はあったものの、審議時間の配分などを巡り両党は依然、真っ向から対立している。

 集中審議について自民党は24日に衆参両院で行うことを提案する一方で、「野党側の一方的な質問ではきちんとした説明はできない」などとして、質問の時間配分を与野党均等にすることを主張した。民進党は強く反発している。

 民進党・山井国対委員長「これはもう国民をバカにしていると言わざるを得ない。質問時間を減らさないと受けないとか、そういうのは丁寧な説明とは言えないんじゃないでしょうか」

 民進党は衆参それぞれ1日ずつ審議を行い、質問時間は従来通りの与党2割、野党8割の配分を要求している。

 また、自民党は参考人として野党側が文部科学省に獣医学部新設を強く求めたとしている和泉首相補佐官を出席させる方向だが、この他に民進党は加計学園の加計孝太郎理事長などの出席も求めている。

 一方、安倍首相は18日朝、「信頼回復に向けて努力を積み重ねたい」と集中審議への意気込みを強調した。国民が納得する説明ができるのか正念場となる。