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2017年8月18日 13:05

「イージス・アショア」米に導入方針を伝達

「イージス・アショア」米に導入方針を伝達
(c)NNN

 小野寺防衛相は、アメリカのマティス国防長官に対し、イージス艦に搭載しているミサイル迎撃システムを陸上に配備する「イージス・アショア」を導入する方針を伝えた。

 小野寺防衛相「米側との協力を要請したいということの中で、先方からの歓迎する意向が示されたと思っている」

 日本政府は「イージス・アショア」をアメリカから購入する。マティス国防長官は「しっかり協力する」と述べたという。防衛省は来年度予算の概算要求で、導入するための予算を初めて盛り込む方針。

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 イージス・アショア導入について、防衛省担当の加藤聡記者がわかりやすく解説。

■日本のミサイル防衛体制はどう変わるのか?

 最大のメリットは、弾道ミサイルへの防衛体制を24時間維持できるようになること。日本に弾道ミサイルが落下する可能性がある場合、現在はまずイージス艦が宇宙空間で迎撃し、撃ち漏らした場合にPAC3が大気圏内で迎撃する2段構えとなっている。

 イージス艦と同じ迎撃性能を持つイージス・アショアの導入で、宇宙空間で迎撃する体制が厚みを増すことになる。

 なぜかというと、イージス艦は船なので修理などのため港に戻る必要があり、ずっと海上にとどまることはできない。一方で、イージス・アショアは陸に固定する施設なので、隊員を交代させれば、24時間365日、ミサイル防衛体制を維持することができるというわけだ。

■イージス・アショア導入の課題は何か?

 課題は場所の選定と地元の理解。政府関係者は、早ければ来年中には日本海沿岸を中心に配備先を選び、4~5年以内の配備を目指すとしているが、地権者との交渉や地元自治体の理解を得る作業は難航も予想される。