野党連携“重視する点”に違い 民進代表選
民進党の代表選挙に立候補している前原元外相と枝野元官房長官は25日、北海道札幌市の討論会で議論し、野党同士の連携にあたり、重視する点で違いを見せた。
民進党・枝野元官房長官「安保法制、表現の自由がないがしろにされている。共謀罪や特定秘密保護法、この3つの法案に象徴される。この部分で私たちと立場が一致していなければ、これは連携することができないし、逆にこの3点、まさに連携する前提として大変重要だと私は思うのですが、いかがでしょうか」
前原元外相「たしかに個別の法案も必要でしょう、大事でしょう。しかし、その社会に、社会モデルに、本当に共鳴してもらえますか。野党が他の他党が、(自分の目指す)社会をつくるために、私はむしろ他の政党を説得したい。そして納得してもらって、安倍さんを倒そうじゃありませんか」
また、2人が旧民主党政権時には激しく対立した小沢一郎氏が代表を務める自由党との連携について枝野氏は、「連携はできている。信頼関係をさらに深めていきたい」と意欲を示した。
前原氏も、「小沢氏と目指す社会像は完全に一致していて、協力できる」と前向きな姿勢を示した。