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政治
2017年8月29日 14:27

北ミサイル事前通告もなく通過“脅威深刻”

 北朝鮮は29日午前6時前、北東方向に弾道ミサイル1発を発射し、北海道の上空を通過したのち太平洋に落下した。首相官邸前から中継。

 弾道ミサイルの上空通過は1年半ぶりとなるが、今回は事前の通告もなかったことで、政府内には極めて深刻な脅威だとの認識が広がっている。

 弾道ミサイルは29日午前5時58分頃に北朝鮮西岸から発射され、北海道渡島半島と襟裳岬の上空を通過した後、午前6時12分頃に襟裳岬の東約1180キロの太平洋上に落下したとみられる。中距離弾道ミサイルとみられ、飛行距離は約2700キロ、日本海上空で3つに分離した可能性があるという。北朝鮮の弾道ミサイルが日本の上空を通過したのは去年2月以来のこと。

 安倍首相「我が国を飛び越えるミサイル発射という暴挙は、これまでにない深刻かつ重大な脅威であり、地域の平和と安全を著しく損なうものであり、断固たる抗議を北朝鮮に対して行いました」

 一方、北朝鮮が発射を予告したグアムに向けた発射ではなかったことについて、河野外相は「南に向けて撃てばアメリカが対応したことを考えれば、北朝鮮がそれに少しひるんだということではないか」と分析している。

 こうした中、安倍首相はアメリカのトランプ大統領と電話会談した。この中では北朝鮮に対し日米両国で連携して圧力をさらに強めていくことで一致したという。またトランプ大統領は「アメリカは同盟国である日本と100%共にある」として、日本の防衛に全力を尽くすとの認識を示したという。