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政治
2017年9月12日 12:24

安保理決議“スピード感”と“一致”を重視

安保理決議“スピード感”と“一致”を重視
(c)NNN

 国連安全保障理事会は、原油や石油精製品の輸出を制限することなどを盛り込んだ北朝鮮への新たな制裁決議を全会一致で採択した。安倍首相は今回の制裁決議を高く評価した。

 日本政府は、制裁の内容では妥協が強いられたものの、まずは短期間に国際社会の足並みがそろったことを評価している。

 安倍首相「北朝鮮に対する格段に厳しい制裁決議が、迅速に全会一致で採択されたことを高く評価します。国際社会が連携し、連帯し、明確な意思を示すことができたと思います」

 政府高官は、「今回はスピード感と一致することがポイントだ。中国やロシアに拒否権を使わせないことが大事なんだ」と話している。

 政府関係者によると、安倍首相は先週のロシアのプーチン大統領との会談の中で北朝鮮労働者の雇用の即時全面禁止を避けるよう要請を受ける一方で、決議に賛成するよう説得したと言うことで、一定の役割を果たしたと強調している。

 その一方で、焦点だった石油の禁輸が削られたことなどから制裁の効果を疑問視する声もある。

 ある官邸関係者は「北朝鮮は本当に困らないと核ミサイル開発の放棄に向けた対話には応じない。石油の禁輸がなければ厳しいだろう」と話している。

 日本政府にとって大国の思惑が渦巻く中で圧力を強める難しさを改めて痛感する決議となった。