労働時間データ不備 新たに233件の誤り
働き方改革をめぐる国会論戦。労働時間をめぐる厚生労働省のデータについて加藤厚労相は、新たに233件の誤りが見つかったことを明らかにした。
立憲民主党の長妻代表代行は、加藤厚労相に対して早くデータの精査を行うよう重ねて求めた。
立憲民主党・長妻代表代行「つまり(労働時間が)1時間以下と答えているところ、あるいは1時間と答えているところ、こういうところも計算に入れたら裁量労働制短くなるに決まってるじゃないですか。これ、いつはっきりさせてくれるんですか」
加藤厚労相「これ最終的にやっぱりそれぞれの企業にお聞きをしなきゃならない。我々もできるだけ早くと思っておりますが、ちょっと先方のことがございますから」
長妻議員は、このデータは法案の内容を了承した「労働政策審議会に提出されている」として「働き方改革関連法案はすべてやり直しだ」と批判した。
こうした中、与党側は来年度予算案について27日、委員会採決に踏み切る方針だが、野党側は働き方改革関連法案の撤回と、労働時間の再調査をしなければ採決に応じない構え。与野党の攻防はさらに激しくなっている。