日朝首脳会談を政府模索 北側も前向きか
北朝鮮との対話の流れが強まる中、政府が安倍首相と金正恩委員長による日朝首脳会談の可能性を模索していることが明らかになった。
政府関係者によると、政府は5月末までに行われる見通しの米朝首脳会談がうまくいった場合、その後の日朝首脳会談を模索している。北朝鮮側も前向きな姿勢をにじませているという。
官邸関係者は「拉致問題を進展させるには直接交渉に踏み切る必要がある」と話している。来月の第1週で調整している日米首脳会談でも、こうした方針について話し合う見通し。
政府内には「今回、金委員長の非核化への本気度は高い」との分析がある一方で「信用するには早い」という懐疑的な見方が交錯している。日朝首脳会談の実現までには曲折も予想される。