日報問題「発見から報告まで2か月以上」

防衛省が「存在しない」としてきたイラクでの自衛隊の「日報」が見つかった問題で、小野寺防衛相は発見から報告まで2か月以上かかったことを明らかにした。
小野寺防衛相によると、去年2月、野党議員から確認を求められた日報の376日分を、陸上幕僚監部が今年1月までに発見し、統合幕僚監部に報告されたのは2月下旬、それから防衛相に報告されたのは3月31日で、発見から2か月以上かかったという。
小野寺防衛相「報告すべてを一度集積する中でこのような膨大な解析に時間がかかった」
また、防衛省が去年、情報公開請求に応じた日米の防衛協力に関する文書について、情報公開請求の後に更新されていたことがわかった。
小野寺防衛相は、文書を都合よく書き換えたことはないとの認識を示した。
希望の党・泉国対委員長「防衛省の隠ぺい体質、ばれなければいいというような体質はあってはならないというふうに思います」
希望の党の泉国対委員長は、こう述べた上で、当時の稲田防衛相の参考人招致を求めていく考えを示した。