「加計学園問題」“首相秘書官”面談出席か

学校法人「加計学園」が愛媛県に獣医学部を新設する計画について、今治市が国家戦略特区に提案する2カ月前に、愛媛県の職員らが、当時の首相秘書官と面談したことを伺わせる文書が残されていた可能性があることがわかり、愛媛県は事実関係を調査している。
加計学園の獣医学部新設を巡っては、2015年4月2日に愛媛県や今治市、それに加計学園の担当者が、当時の柳瀬唯夫首相秘書官と面会していたのではないかと野党などが追及しているが、愛媛県は「国に関することは言えない」としていた。
一方、柳瀬氏は国会の答弁で「覚えていない。会った記憶はない」などと繰り返してきた。
しかし、柳瀬氏らと面会した際に県が作成したとみられる文書が存在している可能性があることが指摘されたことから、愛媛県の中村知事は、10日、誰が作成したものなのかや、本物かどうかなどについて調査するよう指示した。
中村知事は調査結果がまとまり次第、会見を開くとしている。