“面会”メールで野党反発 国会審議に影響
加計学園獣医学部の新設をめぐり、3年前、愛媛県の職員らが首相官邸を訪問する予定などを伝えるメールが文部科学省の調査で見つかったことがわかった。
このメールの発見を受けて野党側は「柳瀬氏がウソをついている疑いが強まった」として猛反発している。
野党側は柳瀬氏の証人喚問を求めているが、与党側は応じない方針。野党側はこれに反発し、20日朝から全ての国会審議を拒否している。
立憲民主党・辻元国対委員長「柳瀬元総理秘書官は、お会いした記憶はございませんと言っている根拠が崩れたんじゃないかと。証人喚問をして、ここは核心部分ですので、白黒はっきりさせなきゃいけない」
野党6党は20日、改めて柳瀬氏の証人喚問の他、財務省による森友学園の文書改ざん問題などで麻生財務相の辞任などを求める方針を確認した。
20日の集会では「安倍政権は限界にきている、安倍首相の退陣しかない」との声が上がった。
20日の国会審議は、与党の対応に反発した野党6党が欠席する中で行われた。
安倍政権への批判の高まりから、与党は強硬な対応を避けたい思惑もあり、23日に予定していた集中審議は、野党が欠席する以上見送ることにした。
自民党・森山国対委員長「野党が本当に出てこないということになりますと、あまり強引にやっているというイメージは良くない」
しかし、与党側はあくまで柳瀬氏の証人喚問には応じず、参考人招致に留める方針で、与野党の攻防はさらに激しくなる見通し。