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録音を週刊誌に…下村氏「ある意味で犯罪」

2018年4月23日 23:18
録音を週刊誌に…下村氏「ある意味で犯罪」

財務省の福田事務次官のセクハラ問題をめぐり、テレビ朝日の女性記者が録音を週刊誌に渡したことについて、自民党の下村元文科相が「ある意味で犯罪だと思う」と述べ、その後に撤回し、謝罪した。

下村氏は22日に都内で講演し、安倍政権を批判するメディアについて、「日本の国家をつぶすために存在しているのかと思う」と強調した上で、次のように述べた。

下村氏「確かに福田事務次官がとんでもない発言をしているかもしれないけど。しかし、そんなの隠しテープでとっておいて、テレビ局の人がですね、週刊誌に売るっていうこと自体がはめられてますよね。ある意味で犯罪だと思うけど」

共産党の小池書記局長はこの発言に対し、「告発した被害者を犯罪者扱いする大変重大な発言だ」と批判した。

下村氏は23日夕方にコメントを発表し、「もしかすると女性記者は、端から週刊誌に提供する意図で隠し録音をしていたのではないかという疑念が生じた」と説明した。その上で、「『ある意味犯罪』と述べたのは、表現が不適切だった」と発言を撤回し、謝罪した。