審議欠席の野党6党、復帰の可能性も
柳瀬元首相秘書官が、加計学園側との面会を認める意向であることを受けて、柳瀬氏の証人喚問などを求めて審議の欠席を続けている野党6党が審議に復帰する可能性が出てきた。国会記者会館から黒島秀佳記者が伝える。
立憲民主党の辻元国対委員長は2日、柳瀬氏が面会を認める意向であることから「柳瀬氏に早期に国会に来ていただく必要は強まった」と述べた。
立憲民主党・辻元国対委員長「早期に柳瀬氏には国会に来ていただいて、真実をしゃべっていただく必要は、強まったと思っています。それをどういう形態でやるかは、他の野党のみなさんとも相談をしたいと思っています」
辻元氏は2日も、柳瀬氏を証人喚問すべきとの考えを示したが、その一方で「早く追及した方がいいという気持ちもある」と述べ、与党側が提案している柳瀬氏の参考人招致に応じる可能性もにじませた。
野党6党は2日も「働き方改革関連法案」を審議している衆議院厚生労働委員会を欠席している。
ただ、審議欠席には批判もあり、希望の党幹部も「審議に早く復帰して追及すべきだ」と話している。
来週のゴールデンウイーク明けから国会の正常化に向けた与野党の協議が活発化するものとみられる。