安倍首相 辺野古移設「待ったなしの課題」
沖縄は23日、73年前の沖縄戦で、旧日本軍の組織的な戦闘が終結した日とされる「慰霊の日」を迎えた。式典に出席した安倍首相は、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設は「待ったなしの課題だ」と強調した。
安倍首相「学校や住宅に囲まれた、そして世界で最も危険と言われている普天間基地の全面返還は待ったなしの課題です。普天間基地の固定化は絶対に避けなければならない」
さらに安倍首相は「辺野古に移ることで飛行経路が海上に移り、安全上も大幅に向上する」と述べ、移設に理解を求めた。
また、21日に、名護市のアメリカ軍の演習場近くの農家に流れ弾とみられる銃弾が落ちていたことについて安倍首相は「人命にも関わりかねない」と懸念を示した。その上でアメリカ政府に22日、申し入れを行い、射撃場を当面使用しないことになったと明らかにした。