防衛白書 北朝鮮の脅威“認識に変化ない”
防衛政策の現状と課題をまとめた今年の防衛白書が閣議で報告された。北朝鮮の核・ミサイルの脅威について「認識に変化はない」としている。
防衛白書では北朝鮮問題について、米朝首脳会談で「金正恩委員長が非核化に向けた意思を明確に約束した意義は大きい」と評価している。しかし、北朝鮮が日本を射程に収めるミサイルを数百発保有し、核・ミサイルの運用能力を向上させていることから、「北朝鮮の核・ミサイルの脅威についての基本的な認識に変化はない」としている。
また、中国やロシアが宇宙・サイバー分野の軍事力を強化していると指摘し、「新たな領域における能力向上に本格的に取り組んでいく」と強調している。