国民投票前のCM 自主規制しない方針決定
民放連(=日本民間放送連盟)は、憲法改正の是非を問う国民投票の前に放送できる政党などによるテレビ・ラジオCMの量について、自主規制しない方針を決めた。
これは、民放連の理事会が20日に決めたもので、大久保会長が記者会見で明らかにした。
国民投票の前に放送されるCMをめぐっては、CMを多く流す資金力のある政党や団体が有利になるなどとして、一部の野党から民放連に対し、CMの量の自主規制を求める声が上がっていた。
しかし、民放連は、CMは自由かっ達な議論に必要不可欠な上、国民投票法により、すでに投票の14日前からCMは禁じられており、これに加えて自ら量を減らす合理的理由が見当たらないことなどから、自主規制は行わない方針を決めたもの。