安倍首相は１日、公明党の山口代表と会談し２日の内閣改造に向けた調整を本格化させる。

沖縄県知事選の敗北で総裁３選後の出ばなをくじかれた形の安倍首相だが、内閣改造で求心力を高めることができるかが焦点。

安倍首相「選挙の結果は政府として真摯（しんし）に受け止め、今後は沖縄振興、そして基地負担軽減に努めてまいります」

沖縄県知事選の結果をめぐっては、野党側が「野党一丸となって戦った結果だ」などと来年の参議院選挙に向けて勢いづいている。

立憲民主党・福山幹事長「来年（参院選）に向けて、１人区の戦い方、一本化に向けて加速をしていかなければいけないと思います」

自民党内からも「沖縄知事選で示された安倍政権への批判を甘く見ると参院選は厳しい」などと警戒する声も挙がっている。

このため自民党執行部の体制立て直しも課題となるが、選挙対策の責任者である塩谷選対委員長の交代論が出ているほか、安倍首相の盟友、甘利元経済再生担当相の要職起用も検討されている。

また安倍首相は１日午後、公明党の山口代表と会談し石井国土交通相の留任を決める方針。改造人事は１日、山場を迎えるが参院選に向けて強固な布陣を作ることができるのかが焦点。