中国へのODA終了へ 約40年の歴史に幕
日本が約40年にわたって続けてきた、中国へのODA(=政府開発援助)が今年度の新規案件を最後に終了する見通しとなった。
日本の対中国ODAは1979年に始まり、これまでに3兆円以上が供与され、中国の経済成長に貢献してきた。ただ、中国が世界第2位の経済大国になる中、日中両政府は今年度の新規案件を最後に中国へのODAを終了することで合意する見通しとなった。
今週、安倍首相が中国を訪問した際、李克強首相に提案し、理解を求めることにしている。
両政府は今後、対等な立場で第三国でのインフラ整備などを話し合う新たな枠組みを立ち上げる方針。