「政治とカネ」追及 片山大臣は全面否定

1日から始まった衆議院の予算委員会で野党側は片山地方創生担当相の「政治とカネ」をめぐる問題について厳しく追及した。片山地方創生担当相は国税庁への口利き疑惑をめぐり、改めて疑惑を全面否定した。
立憲民主党・逢坂誠二議員「複数のメディアで、片山大臣が国税庁に口利きをして、100万円のお金の動きがあったと」
片山地方創生相「こちらに100万円振り込めと命令して100万円を受け取ったと書かれておりますが、同氏(会社経営者)や同氏の税理士法人から、私の関係先への振り込みは確認したところございません」
また逢坂議員は、2012年の「片山さつきカレンダー」が240円で販売されているが、政治資金収支報告書に販売収入が記載されていないと指摘した。
これに対し片山地方創生担当相は、カレンダーはパーティーなどで配った記録しか残っておらず、「お恥ずかしいけれども全く売れておりません」述べた。また印刷代については収支報告書に記載していると説明している。
ただ逢坂議員は、2013年や14年にもカレンダーは作製されているとして今後、追及する考えを示した。
1日の質疑では、加計学園問題についても規制改革担当相を兼務する片山地方創生担当相に質問が集中した。野党は2日も政治とカネの問題などについて片山地方創生担当相を追及する構え。