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閉会中審査「お手盛りの虚偽報告」野党批判

2019年1月24日 15:27
閉会中審査「お手盛りの虚偽報告」野党批判

厚生労働省の不正統計問題を受けて国会では、閉会中審査が行われている。野党側は、厚労省の特別監察委員会がまとめた調査が不十分だと根本厚労相らを厳しく追及している。

特別監察委員会の調査で、関係者の一部のヒアリングを身内である厚労省職員が行っていたことが明らかになり、立憲民主党会派の大串議員は「お手盛りの虚偽報告だ」と批判した。

立憲民主党会派・大串博志議員「外部の人じゃなくて内部の人が、ヒアリングをしていたということですか」

厚労省・定塚官房長「24名につきまして私官房長以下、職員であるメンバーが行っているというものです」

大串博志議員「こんなお手盛りの調査ありますか。虚偽報告書じゃないですか。大臣、どうですか」

根本厚労相「その(調査の)企画実施は監察委員会ですから、私は監察委員会がやっていただいたと、それは変わりがないと思います」

大串議員は関係者全員のヒアリングを外部の有識者が行うべきだとただした。

また、野党側は不正統計は「アベノミクスの成果をより良く見せるために、賃金の伸びを偽装するためだったのではないか」などと追及を強めている。厚労省側は原因究明と再発防止に努めると繰り返し答弁した。