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「基幹統計」4割にミス 野党側が責任追及

2019年1月25日 15:18
「基幹統計」4割にミス 野党側が責任追及

厚生労働省の不正統計に加え、政府の56ある「基幹統計」の4割近くにミスがあったことがわかり、野党側は政府の責任などを追及している。

野党側はアベノミクスの成果を裏付ける指標にも虚偽があるのではないかと追及している。これに対し、政府は調査のやり直しなどで沈静化を図りたい考え。

立憲民主党・辻元国対委員長「安倍総理が数字を挙げてですね、アベノミクスはこんなに成功してるんだ、数字を挙げていつもちょっと得意げにおっしゃってきたじゃないですか。その数字の一つでも疑いが出てくると、これ全部おかしいんじゃないかっていうことになると思うんですよ」

立憲民主党の辻元国対委員長は、自民党の森山国対委員長と会談し、厚労省の不正統計問題で、特別監察委員会の調査についてヒアリングをやり直すことで一致した。

また、菅官房長官は、統計の業務を専門に行う職員について、「さらに必要となる統計リソースの確保には取り組んでいきたい」と述べ、増員を検討する考えを示した。

一方、自民党の厚生労働部会でも、厳しい指摘が相次いだ。

自民党・小泉部会長「きのうの閉(会)中審査のあの状況を見ていれば、あれで幕引きだってことはあり得ないので、当然のことだと思います」

小泉部会長は、「厚労省は解体的出直しという気持ちで出直さないと」などと述べ、厳しく対応していく姿勢を示した。