桜田五輪相が遅刻…野党反発 審議一時中断
桜田オリンピック・パラリンピック担当相は21日、衆議院予算委員会に数分遅刻した。野党側の反発で審議は一時中断したが再開され、桜田五輪相は謝罪した。
再開後の委員会では桜田五輪相だけでなく、菅官房長官まで謝罪する異例の事態となった。
菅官房長官「本日午前中、桜田大臣が本委員会におきまして、予定の時間に遅れましたことを申し訳なく思います」
桜田五輪相「大変皆様にご迷惑をおかけ致しました。予定の時間に遅刻いたしましたことを心から深くおわび申し上げます」
立憲民主党会派・今井雅人議員「謝罪をする前に笑って話していたじゃないですか。どこが反省しているんですか。即刻おやめになったほうがいい。いかがですか」
桜田五輪相「決して笑っているという自覚はございません。職務にしっかりと務めたいと思います」
委員会の再開直前には、桜田五輪相が談笑しているようにも見え、与党内からも「もっと緊張感を持ってほしい」と厳しい声が上がっている。
Q.約4時間も審議はストップしたということだが、野党側はなぜこんなに反発したのか。
実は、民主党政権の時代にも大臣の遅刻が問題になった。当時の原口総務相が数分遅刻した際、野党だった自民党が猛反発して委員会が取りやめになった。今回はいわば意趣返しともとれるドタバタ劇となった。
最終的には、与党側が予算案の採決を目指していた28日に、集中審議を行うことなどで折り合った形。