「ウケねらって」江藤農水相が“コメ失言”めぐり釈明 価格高騰の中、消費者は…
コメの価格高騰が続く中での江藤農水相の「失言」についてです。「コメは買ったことがない」「支援者がくださるので売るほどある」。江藤農水相は19日、釈明に追われたのですが、なぜこのような発言をしたのでしょうか。
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食べ盛りの学生たちでにぎわう「早稲田モンスターズキッチン」(東京・新宿区)では、「ご飯大盛り」が無料。
大学1年生
「(コメは)欠かせないです」
「毎日食べているんで、なければいけないもの」
しかし、この「大盛り無料」を続けるために、苦渋の決断で今月から国産だったコメをアメリカ産に。さらに先月から、メニューを100円程度、値上げしたといいます。
コメ高騰の影響受ける 飲食店店長
「なんとか耐えていたつもりだったんですけど。みんな困っているのに解決の糸口が見えない、光が見えない。またこの状況が続くのかと心折れる気持ちですね」
コメが、ずっと高い。そんな中…。
コメ高騰の影響受ける 飲食店店長
「空気読んでほしいですよね、本当に。もうこれ以上、我々の心を折らないでほしいとは思う」
あきれられてしまったのは、コメ政策を取り仕切る“トップ”。江藤農林水産相です。
江藤農水相
「本当に、私が大臣になるとろくなことがおこらない。今はコメでえらい目にあっている」
問題の失言は18日、課題である“備蓄米の流通”について。「精米せずに玄米のままであれば、流通のスピードが早くなる」という趣旨の話の中で…。
江藤農水相
「私もあの、コメは買ったことがありません」
「コメを買ったことがない」というのです。そのわけは…。
江藤農水相
「支援者の方々がたくさんコメをくださるので、もうまさに(コメは)売るほどあります。私の家の食品庫には」
支援者からもらったコメが「売るほどある」からだというのです。
江藤農水相
「大変なんですよ、コメもらうっていうのも。わざとじゃないんでしょうけど、いろいろなものが混じっています。いろんなものが。いつも家庭内精米したうえでコイン精米に持っていくと」