【独自】日本を守れるか? 飛べない海自輸送機、なぜ…【きっかけ解説】
政府関係者からは「輸送という任務が軽視されてきたのではないか」との指摘が上がっています。「ミサイルやイージス艦など、直接戦闘に用いる装備品のほうが予算が通りやすい傾向にある」というんです。
防衛省の今年度予算をみても概算要求に盛り込まれた戦闘機や艦船などの中で、財務省などとの折衝の結果、数が削られたのは輸送関連の船舶のみでした。輸送機をめぐっては別の懸念もあります。
―どんな心配があるんですか?
C130Rの代わりとは別に、関係者によりますと石破総理は大型輸送機C17の購入の検討を防衛省に指示しました。
C17はアメリカ製で全世界で使われてきましたが、離着陸に長い滑走路が必要で使用できる空港が限定されるとの課題が指摘されています。
また、C17は製造が終了している機種で、関係者からは「購入当初はよくても、修理を重ねるなかでC130Rと同様に修復不能な機体も出てくるのではないか」つまり「C130Rの二の舞いになるのでは」という懸念が出ているんです。
―このニュースで一番伝えたいことはなんですか?
先を見据えた機種選定です。
厳しさを増す安全保障環境の中輸送力はますます重要になってきます。
「海上輸送群」が新設されるなど輸送に光が当たりつつありますが、島しょ部への物資輸送を滞らせないために、検討時のニーズでその場しのぎの購入をするのでなく5年、10年後も見据えた機種選定が必要ではないかと思います。【#きっかけ解説】
先を見据えた機種選定です。
厳しさを増す安全保障環境の中輸送力はますます重要になってきます。
「海上輸送群」が新設されるなど輸送に光が当たりつつありますが、島しょ部への物資輸送を滞らせないために、検討時のニーズでその場しのぎの購入をするのでなく5年、10年後も見据えた機種選定が必要ではないかと思います。【#きっかけ解説】
最終更新日:2025年4月10日 14:13