×

台風15号“対策本部設置せず”野党が追及

2019年10月1日 16:33
台風15号“対策本部設置せず”野党が追及

国会で1日、台風15号の政府対応などをめぐり、質疑が行われた。

野党側は、政府の初動の遅れや対策本部を設置しなかった理由について追及した。

国民民主党・青木愛議員「今回の政府の初動は、非常に遅れました。しかも、とうとう非常災害対策本部は設置をされないままでございます」

内閣府・青柳政策統括官「適切な警戒態勢のもとで万全の災害応急対策を講じてきたものということで、非常災害対策本部の設置は要しないと判断したところでございます」

国民民主党・青木愛議員「被災地の皆さんは、政府の対応の遅れは、みんなわかっています。対応の遅れはなかったと開き直るのは、誰も納得をいたしません」

内閣府の青柳政策統括官は「初動対応は適切に行われた」との認識を繰り返し示した上で、「今後、検証を行う」と述べた。

また、午前中に行われた衆議院の質疑で、国民民主党の奥野議員が「当初、重大案件と認識せず初動が遅れたのではないか」と指摘したのに対し、武田防災担当相は、台風上陸前から対策を講じていたものの、停電などにより「的確な情報がなかなか入ってこない状況だった」と説明した。