旧安倍派幹部・下村氏「自分がキックバックの再開を求めたことはない」
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旧安倍派の会計責任者が参考人聴取で「当時の派閥幹部からキックバックの再開を求められた」と述べたことについて、当時、派閥幹部だった下村博文元文部科学相は、「自分が再開を求めたことはない」と語りました。
27日、旧安倍派の会計責任者は、衆議院予算委員会の参考人聴取を受け、「当時の派閥幹部からキックバックの再開を求められた」「現職の議員ではない」と語りました。
これを受けて下村氏は日本テレビの取材に対し、「2022年4月に当時の安倍会長がキックバックの中止を決定し、所属議員にその旨を連絡をした。そのうち1人からすでにノルマ以上のパーティー券の売り上げがあるためキックバックしてもらいたいとの要望があった。その旨を安倍会長に報告することを、会計責任者に伝えただけだ」と述べました。その上で、下村氏は「キックバックの再開を求めたことはない」と強調しました。
また、「2022年8月の幹部会合でキックバックの再開は決まっていない。還付はしないことが前提の話し合いだった」と改めて主張しました。