石破首相、ベトナム・フィリピン訪問へ出発
石破首相はベトナムとフィリピンを訪問するため羽田空港を出発しました。安全保障面で連携強化を打ち出すほか、アメリカによる関税措置についても協議します。
石破首相
「南シナ海、東シナ海、中国、力による一方的な現状変更というような試みがあるわけであって、安全保障に関しての協力をいっそう強化したい」
石破首相は佳子夫人とともに27日から4日間の日程で東南アジアのベトナムとフィリピンを訪問します。
ベトナムではチン首相とフィリピンではマルコス大統領と首脳会談を行います。
ベトナム、フィリピンともに南シナ海で中国との領有権争いを抱えていて、フィリピンとは軍事機密共有のための協定交渉開始で合意するなど安全保障面での連携強化を確認したい考えです。
また、トランプ政権がベトナムに対して46%の相互関税を打ち出す中、アメリカによる関税措置や世界経済への影響についても協議する予定です。