桜で首相「募集でなく“募っている”認識」
衆議院の予算委員会では、野党側が引き続き「桜を見る会」の問題で安倍首相を追及している。
野党側は、出席者が増えたのは安倍事務所が功績などに関係なく出席を募ったことが要因だと追及したが、安倍首相は明確な答弁を避けた。
共産党・宮本議員「(桜を見る会の)申込書を使ってコピーもしてくださいと。こういうやり方で幅広く安倍事務所が募っていることについて、総理はいつから知っていたんですか」
安倍首相「そういう文書をということについてはですね、私はつまびらかには承知はしていなかった」
共産党・宮本議員「この文書は見たことはなかったけど、募集をしているということは、いつからご存じだったんですか」
安倍首相「私はですね、幅広く募っているという認識でございました。募集してるという認識ではなかったものです」
共産党・宮本議員「日本語を今まで48年間使ってまいりましたけども、募るというのは募集するっていうのと同じですよ。募集の募は募るっていう字なんですよ」
安倍首相「あの、それはですね、つまり事務所がですね、いわば今までのですね、経緯の中において、それにふさわしい方々に声をかけていると」
共産党・宮本議員「ふさわしい方に声かけてるんじゃないです。これ見てくださいよ。コピーして、コピーしてくださいと、知人も友人を誘ってくださいって書いてるんですよ。これが募るっていうことなんじゃないですか」
安倍首相「ふさわしい方ということでですね、いわば募っているという認識があったわけでございまして、例えばですね、新聞等にですね、広告を出して、どうぞということではないんだろうと」
また安倍首相は、後援会関係者の参加者が年々、増えていたという「認識はなかった」と述べた。