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政治
2020年9月10日 21:08

合流新党、新代表は枝野氏…若手に危機感も

合流新党、新代表は枝野氏…若手に危機感も
(c)NNN

来週、自民党の総裁選が行われ、新政権が発足しますが、対抗する野党、『合流新党』の代表選挙が行われ、立憲民主党の枝野幸男氏が代表に選出されました。しかし、新党ができても国民の期待が高まらないのではとの懸念が党内にも広がっています。


◆自民党総裁選の裏で、野党の合流新党の新代表に枝野氏

10日も精力的に活動した自民党総裁選挙の候補者たち。次期首相の座をかけて候補者が火花を散らす、その裏では──

野党の合流新党の代表選挙が行われました。

選挙管理委員長・海江田万里議員「新しい代表は、枝野幸男さんに決しました」

立憲民主党と国民民主党などが合流してできた新党の代表に選ばれた枝野氏。

枝野幸男新代表「したたかな自民党と、強い緊張感とリアリズムを持って向き合っていかなければなりません」

政権への対抗姿勢を鮮明にしました。

しかし、新党とはいうものの、党の代表も名前も元のまま。新党ができても国民の期待が高まらないのではとの懸念が党内にも広がっています。


◆新党に参加する若手議員たちにも危機感

代表選挙の1週間前、新党に参加する若手議員たちもその危機感を口にしていました。

立憲民主党・青柳陽一郎議員(今月2日)「党の幹部の役職の人と国会に出ている人がリンクしてて、いつも同じ人。『帰ってきた民主党』とか、ずっと言われてしまう」

そこで模索したのが──

立憲民主党・落合貴之議員(今月3日)「私は絶対(代表選に)候補者出すべきだと思います」

代表選挙に若手から候補者を擁立することでした。

さらに若手議員たちは、れいわ新選組の山本太郎代表にも接触。

山本太郎代表(今月2日)「政治は変わらないだろうという空気の中で、若手が台頭していくのは希望ですからね。変わるかもしれないっていう」

野党各党党首などにも会うなど、独自に連携を働きかけました。

しかし、動きを察知した枝野陣営などに切り崩され、候補の擁立を断念。党を変え世論の期待感を高めたいという若手の動きは実現しませんでした。

今回できた新・立憲民主党は、元々の立憲民主党と、玉木代表が率いる国民民主党などが合流してできた党です。大きな塊をつくって政権与党に対抗しようという目的でしたが、週末に行われた世論調査(NNN・読売新聞)では、新党に「期待しない」と答えた人が58%に。

そのため、自民党からは──

──野党が弱いうちに解散・総選挙を打つべきだ(自民党議員)

野党の態勢が整わない今、年内にも解散・総選挙をという声も出ているのです。


◆選挙と理念、板挟みの若手も……

この選挙を見据えて悩んでいたのが、国民民主党の関議員。自身の考えに近い玉木代表についていくのか、野党第一党で選挙で戦いやすい新党に参加するのか悩んでいたのです。

関健一郎議員(先月21日)「私がどちらに行くべきかなというのを正直悩んでいます」

街頭では、地元の女性から──

有権者「どっちになる」

関健一郎議員「それいま悩んでるんですよ。どっちがイイと思いますか」

有権者「私は大きな塊になって二大政党作ってほしい」

関健一郎議員「悩ましいですね」

4人の子どもの父親である関議員。こんな本音ものぞかせました。

関健一郎議員「4人食わしていかなきゃいけないし、そういうの考えると不安にもなりますよね」

理念を優先するか、議席を優先するか、難しい選択を迫られた関議員。結局、合流新党への参加を決めました。

新政権発足後の解散・総選挙もささやかれる中、与党に対抗する野党結集をどう実現するのか。政権交代へは茨の道が続きます。