中国空母2隻が太平洋上で同時活動を初確認、米トランプ政権の動きをけん制か

中国の空母2隻が、太平洋上で2隻同時に活動していたことが初めて確認されました。アメリカ・トランプ政権の動きへのけん制とみられます。
防衛省によりますと、中国の空母「山東」がミサイル駆逐艦など4隻とともに今月7日、宮古島の南東約550キロの太平洋を航行しているのが確認されました。9日は沖ノ鳥島のEEZ(排他的経済水域)内で、戦闘機や艦載ヘリの発着艦をしていることも確認されたということです。
中国の空母をめぐっては、「遼寧」が今月7日から8日にかけて小笠原諸島やグアムを結ぶ、いわゆる「第二列島線」を東側に越え、南鳥島付近の日本のEEZを含む海域で活動を行ったことが初めて確認され、9日も「第二列島線」の東側で活動を続けたということです。
中国の空母2隻が太平洋上で同時に活動していたことになりますが、それが確認されるのは初めてで、アメリカ・トランプ政権の動きへのけん制とみられます。
防衛省は、中国の軍事活動がますます活発化しているとみて、警戒監視を続けています。