GoTo一時停止へ 与党内には理解と批判
政府がGoToトラベルの全国での一時停止を決めたことを受け、菅総理大臣は15日朝、自民党の役員会で党幹部に対し経緯を説明しました。
世論と専門家の批判に押し切られる形での方針転換について、与党内には理解を示す声がある一方で、対応が後手にまわったと批判する声も上がっています。
自民党・二階幹事長「やってみようということで、こういう決断をされたんだと思いますから、この成果を見守っていきたい」
ある自民党幹部は「世論がこうなっては仕方がない」と菅総理の決断に理解を示しています。
一方、自民党のベテラン議員が「GoToトラベルで感染が拡大したエビデンスはないと国会で言っていたのに整合性がとれない」と話しているほか、自民党関係者は「菅総理と世論の認識がかけ離れていて対応が後手にまわった。政府に対して党内の不満が高まっている」と述べるなど、批判する声も上がっています。
立憲民主党・枝野代表「本当に後手後手の何乗かといっていいくらいの後手にまわったと言わざるを得ない」
立憲民主党の枝野代表は「年末年始に経済活動を止めて下さいとなり、結果、GoToキャンペーンが観光飲食業により多くの打撃を与えることになってしまった」と批判しました。
野党側は今回の方針転換の理由について政府に説明を求めていく考えです。