森会長に“抗議”女性議員が白いジャケット
9日の国会でいつもとちょっと違った景色が――
午後、開かれた衆議院本会議、議場には「白いジャケット」を着た野党の女性議員の姿。なぜ、「白いジャケット」を着ているのか?
実はこれ、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の女性蔑視発言に「抗議」の意味で、野党議員が与野党の議員に「白いジャケット」を着るよう呼びかけたからなんです。
「白いジャケット」を着る“ホワイトアクション”。議場には「白いスーツ」を着た野党女性議員が約20人、参議院議員も傍聴席から参加したほか、男性議員は胸ポケットに白いチーフかバラを入れ賛同の意志を示しました。
もともと政治の世界で「白」は、アメリカで女性の政治参加を進める上でのシンボルカラーと言われています。
トランプ氏の女性蔑視の姿勢に抗議の意味でアメリカ議会では民主党の女性議員が女性の権利を訴え、一斉に白い服を着て抗議する場面もありました。
この企画を呼びかけた立憲民主党の大河原議員は「女性蔑視を許さないということを議会からつながっていきたい」と話しました。
女性議員らの抗議の声やボランティアの辞退など、広がり続ける森会長発言への反発。このメッセージを森会長はどう受け止めるのか――