×

尾身会長「第4波に入っている」 菅首相は

2021年4月14日 13:13
尾身会長「第4波に入っている」 菅首相は

新型コロナウイルスの感染状況について、政府分科会の尾身会長は、「いわゆる一般の社会で言われている第4波というのにもう入っているというのは、間違いないと思います。第4波に入っている」との認識を示しました。

一方、菅総理大臣は「現時点で、全国的な大きなうねりとまではなっていないと考えているが、特に関西圏など、急速に感染拡大が進んでいる状況にあり、政府として、強い警戒感を持って対応すべき状況にある」と指摘しました。

また、愛知県など感染が拡大している地域にまん延防止等重点措置を適用するのか問われ、西村経済再生担当大臣は「特に、愛知は感染のこのスピードが、増加傾向が非常に早く、危機感を持っている」「専門家の意見も聞きながら適切に判断をしていきたい、さまざまな措置、まん延防止等重点措置も含めて、機動的に対応することが必要だと考えている」と述べました。

政府は愛知県などについて、自治体の意向や感染対策の効果などを見極め、まん延防止等重点措置の適用を検討していく方針です。

感染が拡大している大阪府について尾身会長は「緊急事態宣言を出す可能性については十分検討する必要がある」と述べました。

さらに尾身会長は、大阪の感染状況について「いわゆる新規の感染者数というのはいずれ頭うちする可能性がある」「またさらに厳しくなる重症者をどうするかが実は大阪では最大の問題だと思う」と指摘した上で、医療の供給体制が「重点措置で不十分だという判断があれば、すぐに緊急事態宣言に変えるべき」と述べました。