年金改革関連法案めぐり…与野党の攻防激化
国会では年金改革関連法案をめぐり、与野党の攻防が激しくなっています。自民党と立憲民主党の国会対策委員長が会談を行いました。中継です。
年金改革関連法案の負担増の内容をどうするか、自民党は法案をまとめきれず、いまだ国会に提出できていません。立憲民主党はこれを批判していて、福岡厚生労働相への不信任案の提出も視野に反発を強めています。
自民党の坂本国対委員長は、立憲民主党の笠国対委員長と会談し、年金改革関連法案について、5月中旬をめどに、国会に提出する意向を伝えました。
これに対して、立憲民主党は「それでよしというわけにはいかない」と指摘し、年金問題などについて、予算委員会の集中審議を開くよう求めました。
立憲民主党は提出時期が遅れた場合、福岡厚労相の不信任決議案の提出も検討すると与党側をゆさぶっています。
年金改革関連法案をめぐっては、政府与党は当初、3月中旬の法案提出を目指していました。
しかし、負担増となる内容があることから、参院選を控える自民党議員らから異論が出て、いまだに法案をまとめて了承できない状況です。
こうした自民党の対応に、立憲民主党は「国民生活に大きな影響がある重要法案のとりまとめが遅れるのは問題だ」と強く反発しています。
年金改革関連法案をめぐる与野党の攻防は、国会後半戦の焦点になってきています。