×

自民党“岸田新体制”午後に正式発足へ

2021年10月1日 12:28
自民党“岸田新体制”午後に正式発足へ

自民党の岸田総裁は1日午後、新しい党の執行部を正式に発足させます。

岸田総裁は、麻生財務相の後任に麻生派の鈴木俊一元五輪担当相を起用する意向を固めるなど、閣僚人事の調整を進めています。

自民党・岸田総裁「新しい人事、これからスタートします。きょうはそのスタートということで、新しい気持ち、強い気持ちで、これから体制づくりに臨んでいきたいと思ってます」

岸田総裁は、幹事長に甘利税調会長、政調会長に高市前総務相、総務会長に福田達夫氏の起用を固めていて、1日午後、新体制で初めての役員会を開きます。

岸田総裁は週明け4日の組閣に向け、閣僚人事の調整を進めていて、官房長官に松野元文部科学相、財務相には鈴木元五輪担当相を起用する意向を固めました。また、政務担当の首相秘書官には嶋田元経済産業省次官が内定しました。

立憲民主党・安住国対委員長「予算委なんてやろうと思えば、安倍さんや麻生さんの意見はよく聞く人のようだから、総理(岸田総裁)は私の意見も聞いてくれると信じています」

こうした中、与野党の国対委員長が会談しました。野党側は臨時国会で予算委員会の質疑を行うよう求めてきましたが、与党側は明確な回答は示しませんでした。

また、自民党の森山国対委員長の後任に、現在、衆議院の議院運営委員長を務める高木毅氏が内定したことについて、野党側が「高木氏が委員長では公平中立な運営はできない」と強く反発。これを受け、森山氏が臨時国会の閉会まで国対委員長を務めることになりました。

岸田新体制は出だしからつまずいた形ですが、与野党はその後、国会の会期を今月14日までとすることで合意しました。