石破首相は小泉元環境相と会談し、江藤農水相の後任に小泉氏を起用する考えを伝えました。

石破首相「小泉進次郎衆議院議員を農林水産大臣とすることといたしました。コメ価格の高止まりなど、農林水産行政の課題が山積する中、強力なリーダーシップとこれまでの経験のもと、解決に向け、全力を挙げて取り組んでもらいたい」

石破首相は起用の理由について、「農業、水産業についても経験、見識、改革に向けた情熱を持っている」と説明しました。石破首相はまた、コメ価格対策をめぐって随意契約を活用した備蓄米の売り渡しを検討するよう指示しました。

農水相に起用・小泉進次郎氏「いま私がやらなければいけないことは、とにかくコメだと。コメ担当大臣だというような、そういった思いで集中して取り組んでいきたい」

小泉氏はまた、いまのコメ政策について「ゼロベースで考えたい。いままでの施策が十分に効果があれば値段はこうなっていない」と、コメ価格をめぐって抜本的な見直しが必要との考えを示しました。

さらに、江藤大臣の発言については、「国民がお米に対して不安を抱いているときにすべき発言ではなかったのは明らかだ」と述べました。