年収103万円の壁 国民民主は新たな与党案に反対
年収103万円の壁の見直しをめぐり、国民民主党は自民・公明が示した新たな案に反対することを決定しました。
自民、公明の与党の新たな案は、年収の壁を160万円まで引き上げる一方、所得税の新たな減税対象に“所得制限”を設けるものです。この案に対し、国民民主党は、「所得制限という新たな壁ができた」などとして、反対する事を決めました。さらに、来年度予算案にも反対する方針を確認しました。
国民民主党 榛葉幹事長
「3党の幹事長会談は、合意は重いですよ。しかしこれが履行されなかったということは、大変悔しいし、残念な思いでなりません」
一方、与党は新たな案をめぐり、日本維新の会の理解を得て成立させたい考えですが、維新は反発しています。
日本維新の会 前原共同代表
「3党合意を結んだときには、このことは話をされていません。これをのめと言われても、はいそうですか、ということにはならない」
与党は27日午後、維新と政調会長会談を行い、与党案を説明しましたが、維新側は対応については持ち帰って検討する考えを示しました。
最終更新日:2025年2月27日 15:01