半年ぶり党首討論 “トランプ関税”めぐり論戦 日本の対応「体制整備が弱すぎる」と立憲・野田代表
23日、国会では約半年ぶりに党首討論が行われました。立憲民主党の野田代表は“トランプ関税”をめぐる日本政府の対応について「体制整備が弱すぎる」と迫りました。
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真正面に向き合い、始まった党首討論。
立憲民主党 野田代表
「私が与党の時に党首討論をやった時というのは『ねじれ国会』だった。重要なテーマで与野党がこう着状態に陥った時に、局面打開の一つの舞台として、私は党首討論というのは一致点を見いだすためのいい機会だと思う」
かつて首相だった時の状況を重ね「一致点を見いだす」と語った、立憲民主党の野田代表。
石破首相
「党利党略というものにあまり拘泥することなく、国家いかにあるべきかということについて党首同士が議論を交わし、可能な限りの一致点を見いだしていく。それが国家のためだと、そういう意義かと私は存じております」
野田代表はまず、先週行われた赤沢経済再生担当相とアメリカ側との“関税協議”について、こう疑問を呈しました。
立憲民主党 野田代表
「あの赤い帽子のMAGAの帽子をかぶって一緒に写真を撮って、非常に喜んでらっしゃる様子というのは、大臣のお人柄だと思いますけれども、でも一線を越えていると思いました。総理が国難と言ってるにもかかわらず、残念ながらあのキャップをまんまとかぶらされてしまって、ホワイトハウスで写真を使われてしまっているということ自体は、多くの国が注目している時に、朝貢外交をやっているように見えてしまったというのは、非常にマイナスだと私は思っておりますけれども、総理の見解をお伺いしたいと思います」
石破首相
「それはいろんな見方があるんだろうと思ってます。当然のことであります。アメリカと一緒に日本はどのようにして国を発展させていくか、そして日米が共同でやることによって、いかにして世界に利益をもたらすかという話をしていかなければなりません。国益全体で考えた時に、赤沢大臣として可能な限りの対応したと私は思っております」