中谷防衛大臣は今年度の当初予算の防衛費と関連経費の合計額が9兆9000億円で、2022年度のGDP（国内総生産）のおよそ1.8％であることを明らかにしました。

政府は、防衛力の抜本的強化のため、2022年に策定した国家安全保障戦略などの安保関連3文書で、2027年度に防衛費と関連経費を合わせて2022年度GDPの2％まで増額する方針を示しています。

中谷大臣は、15日の会見で今年度の関連経費が1.5兆円であることを明かし、当初予算の防衛費と合わせた合計額は9.9兆円で基準となる2022年度GDPのおよそ1.8％にあたるとしました。

また、中谷大臣は「戦略3文書に基づく取り組みが着実に進捗しているということを示すもの」と評価した上で、「大切なのは防衛力の中身であり我が国自身の判断と責任で進めることが重要」と強調しました。