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中国空母が初めて第二列島線を越えて活動するのを確認

2025年6月8日 22:04
中国空母が初めて第二列島線を越えて活動するのを確認
防衛省提供

中国の空母による「第二列島線」を越えた太平洋上での活動が、初めて確認されました。アメリカをけん制する狙いがあるとみられます。

防衛省によりますと、中国の空母「遼寧」は、7日の午後6時ごろ、南鳥島の南西およそ300キロの海域を航行し、8日、戦闘機などの発着艦が確認されたということです。

中国の空母による、伊豆諸島から小笠原諸島、グアムなどを結ぶ、いわゆる第二列島線を越えた活動が確認されるのは初めてです。アメリカをけん制する狙いがあるとみられます。

遼寧は、先月には、沖縄本島西の東シナ海で戦闘機などの発着艦をおこなった後、宮古海峡を通過し、太平洋側に進み、宮古島の南東海域で発着艦をおこなっていました。

関係者によりますと、「遼寧は引き続き、活動を続ける可能性がある」とのことで、自衛隊は警戒監視を続けています。

最終更新日:2025年6月8日 22:04