電子カルテなど全国的な医療情報共有“来年春までに工程表策定”
医療現場のデジタル化を推進するため、政府は、「医療DX推進本部」を立ち上げました。電子カルテや予防接種、健診などの情報を全国的に共有できるプラットフォームの創設など、来年春までに工程表を策定します。
「医療DX推進本部」では、健診情報や予防接種、電子処方箋の情報。さらに、電子カルテなどの全般的な情報を全国的に共有できる「全国医療情報プラットフォーム」を創設することを目指します。
また、医療情報の共有などにあたって、電子カルテの形式などを統一した「標準型電子カルテ」の検討や、診察するたびに支払われる診療報酬について、デジタル技術を活用し、改定作業を含めた大幅効率化を進めたい考えです。
政府は、こうした施策を2030年までに実現するため、来年春までに、工程表を策定します。
さらに、医療DX推進本部・本部長の岸田首相は、オンライン被保険者資格確認の用途拡大など、今すぐ取りかかれる施策については今月とりまとめる予定の経済対策に盛り込むよう、関係省庁に指示しました。